大学生が平成最後の夏に自転車で日本縦断した話

8/6~9/2で自転車で日本縦断(鹿児島~宮城)しました。準備やかかった費用、出来事を日記にして綴っていきます。

⑮自転車日本縦断〜静岡県富士市→神奈川県小田原市

余談ですが、先日、中学の友人が、「宮城→沖縄ママチャリの旅」を始めたようで、半年ほど前に自転車旅を終えた自分としてはやはり応援したくなります。無事京都へ来た際には家に泊めてあげる約束をしました(笑)

ロードバイクで旅をした身から言わせてもらうと、ママチャリでの旅は本当にキツいと思います。車はあんまり詳しくありませんが、ママチャリとロードでは軽自動車とフェラーリくらいの差はあると思います。

そんな彼らの頑張ってる姿をみて、自分は旅が終わって半年経った今、ブログ1つも書き終えず何をやっているんだ、と。思った所存でありまして、慌てて筆を走らせている次第です。

 

 

さて、地獄の静岡県もいよいよ終わりが近づき、案内表記にはチラホラ「東京(TOKYO)」の文字が。これが僕らのモチベーションを引き立てる。案内標識によると東京へはあと100kmちょいみたいだ。しかし、僕たちは東京の前にこの旅最大の難所とも言える「箱根(HAKONE)」の存在をもちろん忘れていた訳ではなかった。

私たちが越えなければならない箱根山の峠、箱根峠は標高846m。もちろんこれほどの山はこれまで登ったことがなく、クロスバイクだったきんぐ君は万が一の状況に備え、箱根山を回避して、熱海方面から迂回して峠の先の小田原市を目指すことにすることに決めた。

年始になるといつもこたつでぬくぬくと眺めていたあの箱根駅伝のあの箱根山を大好きな自転車で登れるということに、私は内心ワクワクしており、どうしても峠越えをしたかったため、私1人でアタックすることにした。

きんぐ君とは小田原市で合流することを約束し、しばしの1人旅が始まった。

沼津駅できんぐ君とは別れを告げ、いざ箱根へ。

果てしない坂道が続く。

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箱根山中腹辺りには三島スカイウォークが。

晴れてたら富士山が見えるらしい。

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箱根サイクリング中の高校生に応援の言葉を頂きました。

ところで箱根サイクリングって何?ドMなのかな?この子ら。
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この箱根アタックでは1度も自転車を押さない(歩かない)ことを決意していました。そしてその決意を胸に重いペダルを回し続け、ついに山頂に着きました。

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この瞬間の達成感たるや、、、

 

しかし、これから箱根をアタックしようと考えている人には1つ知っていてもらいたい。

 

箱根の山頂はここではない、ということを。

 

峠を迎えたはずなのに、なぜか続いている登り坂。達成感に満たされていた私は惰性でその坂を登りました。するとこんな看板が。

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箱根山にかかる国道1号線の最高到達点は874mらしい。

こんなの詐欺だ。ちゃんとWikipediaにも箱根峠は846mって書いてあったもん。

 

正真正銘の頂上、874mを越えれば、いよいよ本当に下り坂。下り坂に入ってすぐに、道の駅があったのでお昼休憩。

山頂は少し冷えたので、温かいかき揚げそばを注文。

優しい、素朴な、温かいつゆと麺が満身創痍の身体を包み込んでくれました。

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道の駅からは芦ノ湖見えました。
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さらに下ると、箱根湯本の街並みが。
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前を走っていた山形⇄千葉の自転車旅をしていた高校生2人組と小田原まで一緒に走ることに。
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箱根の下り坂は高低差で耳キーンなるくらいスピードが出て、ジェットコースターに乗ってるような気分でめちゃくちゃ気持ちよかったです。あれは箱根を登りきった人だけが味わえるご褒美でしょう。(ただ、交通量も多いので運転には十分注意が必要です。)

 

箱根を下りきると、ついに小田原市に到着。

きんぐ君とも無事合流。きんぐ君も熱海で彷徨ったようで、互いに満身創痍。

本日は小田原のネットカフェで一泊。

次回はついに東京。

旅もいよいよ後半戦。

ブログの更新もサボらないように努めたいと思います。

このような不定期更新のブログですが、読んでいただけると幸いです。

次回もお楽しみに。